大阪ロマン
内町浪漫音楽会 第三十七回
「SOUL FROM MY SOUL」
大阪ロマン LIVE
Bar My Heart
2007/11/10
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かたやまみき
チョチョ
Kitty吉べえ
すがたあやこ Key.
北川道太郎 G.
森島 肇 Dr.
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Ain't nothing like the real thing
You don't know my name
Day dreaming
背中合わせのスローダンス
その時
What a wonderful world
Shinig star
Sweet emergency
I die a little each day
I am changing
You gotta believe
好きやなあやっぱり
Lift every voice and sing
Time we tell
恋のハジマリ
Get outta my kitchen
You know that I know
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You are all I need to get by
~ encore ~
His eye is on the sparrow
Someday
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この日は興奮させられ、それを抑えることができなかった。
この Photologue でわかるように、多くの回数、彼女たちのライブへは足を運んでいる。期待感を持って家を出るが、いざ始まろうとする30分ほど前になると、妙にワクワクしてくる自分を感じた。他のお客さんのワクワクが伝わってくるのだ。
それを見透かしたように、一気にチョチョさんが盛り上げる。飛ばす。
11月だというのに2~3曲もするともう聞いているこちらが汗をかいている。唄う人は言うまでもない。
そして楽しくて仕方ない。
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この日、チョチョさんの唄はとてもよく心に響いた。いつもよりも、唄がこちらに向かって来てる気がした。
ハジケル曲だけではない。しっかり聴かせるところは聴かせてくれる。
とっても自分の心にフィットするようで、いい。
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弾け踊りそして唄いまくる彼女たち。
自分のもてるものを出し尽くす。
アフロがずれそうになっても関係ない。
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このところ眩しいばかりに聴く人に唄いかけるKitty吉べえさん。
強烈なそのベクトルは、聴く度にどんどん増している。
どこまで行くんだろう。どこまでも行って欲しい。そう期待しないでいられない。
8月、大阪ロマンのライブで聴いた Even Me を次に聴ける日はいつか。
この日の他の曲も素晴らしいから、物足りなさは全くないのだけれど。
物足りないといえば、照明。そう、これは Photologue だった。
Kitty吉べえさんのところが少し暗め。3人の中では最も近い場所にいたので、少しは補えているだろうか。
でもそろそろレンズが欲しい。
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Get outta my kitchen での小芝居その1。
ウケル。
大阪人が見て楽しいんだから、他のところでやったら大ウケするのは間違いない。
このあたりにも彼女たちの仲の良さ、相性の良さを知ることができる。
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Get outta my kitchen での小芝居その2。
「ちょっとあんたら、他人(ひと)のことばっかり…」
と写真左の手は、かたやまみきさん。
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で、そのかたやまみきさん。
安定したそのうまさと唄への気持ちがしっかり感じられる。
いかに唄が好きで、唄を大切にしているか。
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この写真は、光量がまずくて本当はボツのはずだけれど、あえて。
すがたあやこさんも彼女たちの唄をしっかりと支え、それを楽しんでいる。
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彼女たちの唄にすっかり魅了される。
生でしか楽しめない彼女たちの唄、聴く機会を得られない人が本当に気の毒だ。
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厳しいアングルだけれど、思わず狙いたくなって、やっと1枚。森島肇さん。
音が活きている。
といえばいいのだろうか。ソウルフルOK。
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豊かなバックにいい唄が乗る。
絶好調チョチョさん。
唄がバックに支えられ、唄がバックをも楽しませているような関係。
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目一杯、心を込めて唄うとき、かたやまみきさんがちょくちょくするポーズ。
「いい唄をありがとうございます。」
興奮しながらも、1曲終わるたびにそう思ってしまう。
「Hug/大上留利子&ジェニファーwith白百合少女合唱団」というアルバムに参加しておられるが、本当にそうだ。感謝と喜びを表すのは、そういうハグという表現が適切なのかもしれないが、シャイな日本人である私は、簡単にそんなことができるはずもなく。
1番上の写真は、You don't know my name で電話をかけているかわいい女性。
客席の女性からも、そのかわいらしさにウヒヒと声があがったような。見ているこっちが照れてしまったほど。
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映画「ドリーム・ガールズ」から「大阪のドリーム・ガールズ」という表現もありかもしれないが、彼女たちは「大阪の」で収まってもらっては困る。
ローカルな唄い手で終わってはいけない。
むしろ彼女たちが大阪を宣伝してくれるほど、たくさんの人の心を打つことだってできるはず。
応援するこちらも、つい夢が膨らむ。
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後半~終盤近いにもかかわらず、唄のちからはフル。これだけのステージを、休憩なしでやるには、体力も要るはず。
心ある唄の素晴らしさを愉しませてもらえる。
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聴いている側は、彼女たちに乗せられて申し訳ないほど楽しいばかり。
気がつけば、椅子の上でおかしな体勢になってカメラを構えていた。それほどに夢中にさせられた。
Kitty吉べえさんは、ますます客席へ向けられるように唄う。
彼女の視線、唄のチカラ、唄いかける姿勢は、本当に素晴らしくなっている。何度も書いてしまうが、眩しいほどだ。
近くの横の方に座っておられた、彼女たちの師である大上留利子さんに
「こっ、こっ、これっ、すごい!」
と伝えたかった。
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彼女たちにとってもとても重要な曲だという His eye is on the sparrow。
何度聴いても必ず鳥肌が立つ。沁みる。
彼女たちの代表曲と言っていいだろう。
何度も聴かせてもらっているが、小さな変化・試みが毎回のようにあるような。
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いつもバックをつとめる、すがたあやこさんのキーボードもよくノッてる感じに響く。
森島 肇さんのドラムを聴くのは3回目かな。いい。曲の中にすっぽりはまってる。僕はバスドラにもやられてるかもしれない。失礼ながら森島さんのドラムに、こんなに惹かれたのは初めてだった。
他の写真でも北川道太郎さんや森島 肇さんが、もちろんすがたあやこさんも、しっかりと音楽を支え、楽しんでいる様子を感じてもらえたら、少しは腕が上がったかな。
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やる方が楽しいと、聴く方はそれを享受できる。
客席が楽しんでいるとやる方ものる。
理想的な客席との関係。
最後までみごとに全力で走りきる。
チョチョさんは飛ばしまくり、唄いまくり、踊りまくり、聴かせまくった。
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Someday … ふと思った。
この人達はラストのこの曲を終えても、もっともっと唄っていたいんだろう。
それほどに唄が好きなんだ。
ステージが終わったときには、もう少しで手を合わせて彼女たちを拝みそうだった。
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